MSCIコクサイインデックスETF

スポンサードリンク
MSCIコクサイインデックスETFは、ファンドがベンチマークしている指数のETFとして有名です。MSCIコクサイインデックスETFの構成銘柄は、競争力の高いグローバル企業の名前が多いことが分かります。


(1)海外ETF

海外ETFに注目が集まっていますが、日本国内で購入できるETFは手数料が少なく、円建てで購入できるため為替手数料や為替リスクを軽減することができます。

ETFの世界市場推移を見ると、日本よりも海外で拡大しており、海外の投資家はETFを通じた投資機会の拡大を享受しています。日本では、ブラックロックがMSCIコクサイ・インデックスに連動したETFを販売していますので、概要について見てみましょう。

(2)MSCIコクサイ・インデックスと株価指数

MSCIコクサイインデックスETFについて、、窪田真実のETFの買い方・売り方が分かる本を見てみましょう。
MSCIコクサイ・インデックスは、MSCIインクが開発した株価指数で、日本を除く先進国22カ国(2008年6月末現在)の上場企業で構成されています。
MSCIとは、MSCIとは、モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル・インクを略して名称のことです。

MSCIコクサイ・インデックスに連動したETFとして、iシェアーズMSCIコクサイETF(TOK)がありますが、上記の画像が構成銘柄になります。2008年6月30日時点の構成銘柄を抜粋すると以下のようになっています。
  1. エネルギー14.28%
  2. 銀行8.86%
  3. 素材8.54%
  4. 資本財7.70%
  5. 各種金融4.98%
  6. 保険4.51%
MSCIコクサイ・インデックスは、金融や情報技術銘柄の割合が増加していることが分かります。情報技術の業種に投資比率が増えているのは、IT革命によりアップル・グーグル・マイクロソフトなどの企業が大きく時価総額が増加したからでしょうね。

(3)MSCIインクの指数を世界の機関投資家が活用

MSCIインクが開発する各種指数(インデックス)はパフォーマンス評価のベンチマークとして世界の機関投資家に幅広く活用されており、そのうちこのMSCIコクサイ・インデックスは、日本以外の先進国に分散投資する際の重要なベンチマークとして知られています。
MSCIコクサイインデックスなどのパフォーマンスをベンチマークしているということは、ファンドの投資資産運用成績を判断する指標として使われているということですね。

(4)MSCIコクサイインデックスの構成国の見直し

実際、MSCIコクサイ・インデックスは、外国(先進国)株式に投資する投資信託のベンチマークとしてよく使われています。なお、MSCIインクでは構成国の見直しを定期的に行っています。構成国の変更には注意しましょう。
MSCIコクサイインデックスは、構成国の見直しを定期的に行っていますが、2008年6月30日時点よりも米国企業の割合が高くなっています。MSCIコクサイインデックスの上位保有銘柄を見ると、米国企業が多いうえに、情報技術や金融の企業は、米国企業の競争力が高いということですね。

(5)iシェアーズMSCIコクサイの信託報酬

MSCIコクサイ・インデックスに連動する海外ETFとしては、米国市場に上場されている「iシェアーズMSCIコクサイ」があります。信託報酬は0.25%、ディッカーコードは「TOK」です。
iシェアーズMSCIコクサイの信託報酬は0.25%と低いため、MSCIコクサイインデックスETFを海外の投資対象として見るのも悪くはないでしょうね。

(6)MSCIコクサイインデックスの上位保有銘柄

  1. エクソンモービル 1.61% エネルギー 米国
  2. アップル 1.56% 情報技術 米国
  3. マイクロソフト 1.06% 情報技術 米国
  4. ゼネラルエレクトリック 0.97% 資本財・サービス 米国
  5. グーグル 0.94% 情報技術 米国
  6. ジョンソン&ジョンソン 0.93% ヘルスケア 米国
  7. シェブロンコーポレーション 0.93% エネルギー 米国
  8. プロクター&ギャンブル(P&G) 0.85% 生活必需品 米国
  9. ネスレ 0.84% 生活必需品 スイス
  10. インテル 0.83% 情報技術 米国
  11. ウェルズファーゴ 0.83% 金融 米国
  12. ファイザー 0.82% ヘルスケア 米国
  13. JPモルガン 0.79% 金融 米国
  14. HSBC 0.77% 金融 イギリス
  15. AT&T 0.76% 電気通信サービス 米国
  16. ロシュ 0.66% ヘルスケア スイス
  17. コカコーラ 0.64% 生活必需品 米国
  18. ノバルティス 0.64% ヘルスケア スイス
  19. フィリップモリス 0.58% 生活必需品 米国
  20. シティ 0.58% 金融 米国
MSCIコクサイインデックスの上位保有銘柄を見ると、米国のグローバル企業として世界中で収益をあげている一流企業が並んでいます。

(7)MSCIコクサイインデックスの上位保有業種

  1. 金融20.66%
  2. 情報技術11.93%
  3. ヘルスケア11.77%
  4. 生活必需品11.03%
  5. 一般消費財・サービス10.76%
  6. エネルギー10.61%
  7. 資本財・サービス10.20%
  8. 素材5.66%
  9. 電気通信サービス3.61%
  10. 公益事業3.38%
MSCIコクサイインデックスの上位保有業種は、以前よりも金融や情報技術の業種が多くなっています。米国は、アップル・グーグル・マイクロソフト・インテルなど、世界的な競争力のあるIT企業が集中しており、経済力の強さが継続していることを見ることができますね。
スポンサードリンク

関連記事・:


0 件のコメント:

コメントを投稿

Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。
ETF最近の記事